2024-04-20
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多岐にわたる介護の仕事について

一口に介護の仕事といっても、さまざまな種類があります。
その中でも一番知られているのは、利用者の身の回りの世話をするヘルパーでしょう。
老人ホームやデイサービスではヘルパーが数多く活躍しており、食事や入浴、排泄などの身体介助を行っていますが、利用者の身体に直接触れる仕事は、介護職員初任者研修や介護福祉士と行った専門の資格がなければ行えないことになっています。
身体介助は、安全性が求められるので、介護技術や知識がなければ従事することができないと法律で決まっているのです。

それから、手厚い介護サービスを実現させるためには、要介護者やその家族と事業者との間で適切なサービスプランの作成をするケアマネジャーの存在が欠かせません。
ケアマネージャには高度な専門知識やパソコンのスキルが必要になりますし、利用者や家族がスムーズにサービスを利用できるよう、介護事業者との橋渡しも行わなければならないため、コミュニケーションスキルも求められます。
ですから、ケアマネージャーになるためには、介護福祉士の資格を取得するとともに、現場で5年以上の経験を積み、ケアマネージャーの資格を取得しなければならないことになっています。

ちなみに、利用者が使用したサービスの費用を計算する事務の仕事や、施設の掃除や利用者に提供する食事の調理といった仕事も、立派な介護の仕事になります。
これらの仕事は日ごろ表に出る機会は少なく、縁の下の力持ちのような存在ですが、利用者やその家族が安心して介護サービスを受けるうえでは重要な役割を担っています。
また、介護スタッフが利用者の世話に専念できるようにタオルやシーツを交換するリネンスタッフや、施設と利用者との自宅間の送迎をする運転手といった仕事もありますが、これらは未経験者でも比較的挑戦しやすい職種だといえます。