デイサービスなどの通所介護は、利用者を施設まで送迎するサービスがあります。
しかし、スタッフが安全安心な送迎を行うためには、いくつか気をつけたいポイントを押さえて置く必要があるでしょう。
まず一つ目は、安全運転のためにもドライバーの体調管理が重要です。
睡眠をしっかりと取り、運転に集中できるようにしておきたいものです。
特に夕方の送迎は疲れもあるため、眠気も強くなる傾向にあります。
ですから、自己管理を意識しておかなければなりません。
また、職務外でお酒を飲む場合には、アルコールが体内に残らないように気を配りましょう。
体重60キロの成人男性の場合、2合のお酒を飲んだ時は、アルコールの分解にかかる時間は3~4時間ほどかかります。
ですから、送迎の仕事をする日は、前日は夜遅くの飲酒は避けるようにしてください。
それから2つ目は、乗車中にアクシデントを起こさないように注意することも重要です。
調子の良くない利用者が乗車後にめまいや吐き気を訴えるような場合があるので、利用者を乗せる際には、当日の体調や朝食の量などの情報を把握しておいたほうがいいでしょう。
そして、体調が優れない方がいる場合には、嘔吐時に対処できるようにビニール袋を用意しておくことをおすすめします。
また、エアコンを使う際には、車内の温度管理にも気を配りましょう。
暑すぎたり、寒すぎたりしないように、適宜利用者に確認しながら、社内を快適な温度に保ち、利用者の中に空調が苦手という方がいる場合は、団扇やブランケットなど用意して、体調を悪化させないように努めることも大切です。